翡翠ミラクルドルイドで学ぶコンボデッキ入門 第3回 防御
今日は防御について話になります。
防御と攻撃の両方あるのになぜ防御の方から説明するんだろうって疑問に思うかもしれませんが、
2017年1月現在のランク戦環境には、
早期決着を狙うアグロデッキがたくさんいるので
むしろこちらの方が大事と言えます(楽しいのは攻撃ですが)。
防御カード
相手の勝利条件を妨害するのに使う防御にカードを見ていきます。
デッキリストの積極的に防御として使うカードを濃い青色の☆で印をつけました。
時には防御を目的に使うカードを水色の☆で印をつけました。
直接的な防御
挑発ミニオン・武器破壊ミニオン・ダメージスペル・回復スペルが防御に適しているカードです。
挑発ミニオンやダメージスペルは、
相手のミニオンを破壊しますので、体力が削られるのを防ぐことができます。
武器破壊ミニオンや回復スペルは、
相手が削らないといけない体力の量が増えるので、相手がこちらのライフを0にするターンを遅らせることができます。
防御的な選択肢がたくさん手札にあった場合には、盤面をとれる選択肢が受ける総ダメージを減らせるので、回復スペルは後回しすればいいです。
ここで、全てのミニオンカードは相手のミニオンとトレードできるんだから防御カードじゃないの?
という疑問を抱く方がいるかもしれません。
その考え方は決して間違ってはないのです。
しかし、ただのミニオンを出したところで相手にトレードを任せていてはほとんど防御になりません。
また、出したミニオンを動かせるのは次のターンからになるので相手のミニオンが1ターン生き残り何かしらの悪さをするかもしれません。
例えば、
- 炎の舌によって強化されたミニオンで相手に有利なトレードされたり、
- 海賊をトリガーに相手の武器がブラッドセイルの狂信者によって強化されたりします。
間接的な防御
時には防御を目的に使う、水色の☆印をつけたカードは、獰猛な咆哮、苦痛の侍祭、アジュア・ドレイク、ガジェッツァンの競売人です。
獰猛な咆哮は、主目的はバーストダメージですが除去に使うこともできます。
今回の話したい間接的な防御に関するカードは、苦痛の侍祭、アジュア・ドレイク、ガジェッツァンの競売人です。
これらのカードは盤面に生き残れば半永続的に効果を及ぼし続けます。
苦痛の侍祭とガジェッツァンの競売人であればドロー、
アジュア・ドレイクであればスペルダメージ増加の効果があります。
対戦相手視点からすると、こういうカードが盤面に残り続けると自分のゴールが遠のくことがあるので、優先的に除去してきます。
よって、これらのカードは使いようによっては擬似的な挑発が付きます。
特にガジェッツァンの競売人はこちらのキーカードなので、最も挑発的効果が高いです。
この擬似的な挑発は主に対アグロデッキで必要になる考え方です。
擬似的な挑発
どうやったら擬似的な挑発を付けられるのか見ていきます。
なお、これはかなり奥が深いので、軽くだけにします。
どういった時に擬似的な挑発が付きやすいのかというと、相手が「永続的な効果が発動したら嫌だな」って思うほど付きます。
それぞれのカードについて具体的に言うと、次のような時です。
- 苦痛の侍祭 盤面に攻撃2以下しかのミニオンしかいない時(例えば海賊パッチーズ)
- アジュア・ドレイク 体力3~6のミニオンを出したい時、体力2のミニオンをたくさん並べたい時
- ガジェッツァンの競売人 相手または自分の手札が少ない時
ガジェッツァンの競売人 挑発的な使い方をしていた試合があったので参考までに貼っておきます。
そこまで挑発が生きていたかって言う微妙ですが、なんとなくではこんな感じです。
https://hsreplay.net/replay/2DjvgE2TB2CKLUTyZejvwb
https://hsreplay.net/replay/MHYpg5Tw3FAeiLWyj7W8UR
まとめ
回復スペルは後回しにしましょう。
挑発をもっていないミニオンでも挑発をもつことがあります。
さいごに
質問等は気軽にどうぞ
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