翡翠ミラクルドルイドで学ぶコンボデッキ入門 第1回 デッキリスト
デッキリスト
まず、今回用いる翡翠ミラクルドルイドのデッキリストを載せておきます。忙しい人はもうここで帰ってもいいかもしれません。
自分のデッキを知る
どのデッキでもそうですが、特にコンボデッキでは自分のデッキを知ることが重要です。デッキの力を最大限出し切るために、デッキのことを理解していることが必要不可欠だからです。とりあえず対戦相手のことは一端忘れて、デッキを自分の彼女ないし彼氏だと思ってしつこく眺めてください。
ぱっと見てわかることは、エピックやレジェンドのカードがないことです。アドベンチャーのカードも実はないです。とても安いので誰でも作ることができます。それにもかかわらず、このデッキでランク5までいけることは僕が保証します。
30枚のカードを一気に見せられても細部はよく分かりませんね。こういう時はカードを分類します。まず、ミニオンとスペルで分けてみます。
スペルの枚数が多いですが、コンボデッキはこういうものです。気づいた方もいると思いますが、ミニオン・スペルの両方のリストに入っているカードがあります。生きてる根、翡翠の偶像、翡翠の開花の3枚はスペルでありながらミニオンを召喚することが可能なので、両方に入っています。
次に、役割で分けてみます。役割というのは、例えばドロー・ダメージ・マナ加速・回復といったものになります。選択カードが多く、役割を複数持っているカードが何枚もあります。
ミニオンは翡翠とドローでほぼ構成されています。ミニオンとスペル両方合わせて大量のドローカードが入っています。なお、野生の繁茂というカードは、普段はマナ加速効果ですが、10マナの時に使うと0マナの過剰マナ(Excess Mana)という1枚ドローできるカードが手に入ります。つまり、その場合は2マナで1ドローするカードになります。
さらに、全てのスペルカードはガジェッツァンの競売人と組み合わせればドローカードになるので、このデッキはかなりドローに偏っています。とにかくドローして翡翠をバンバン出していきましょう。AOE(範囲攻撃)はなぎ払いだけで、最大回復量は18点です。ミニオンのサイズや量の割にマナ加速カードがたくさん入っています。
次に、組み合わせで強い動きを紹介します。まず、ガジェッツァンの競売人と組み合わせれば、全てのスペルカードにドロー効果が付きます。特に強力なのが、ガジェッツァンの競売人+練気 でドローしつつさらなるドローするためのマナを得る動きと、ガジェッツァンの競売人+野生の繁茂+過剰マナ で3枚ドローする動きです。ガジェッツァンの競売人+(1マナスペル)✕複数 で大量ドローする動きももちろん強いです。次の組み合わせは、アジュア・ドレイク+(呪文ダメージ増加するダメージスペル) です。呪文ダメージの乗るダメージスペルとは、生きてる根、自然の怒り、なぎ払いの3つになります。爪、妖獣の激昂、獰猛な咆哮といったカードはヒーローやミニオンの攻撃力が上がるだけで"呪文ダメージ+"は乗りません。あとは練気+(大きいミニオン) の動きが強いです。大きいミニオンというのは主に翡翠の巨象です。同じターンで組み合わせて強くなるのはこれらのパターンだけですので、かなり易しいです。
デッキの特徴
上で述べたデッキの特徴をまとめると、次のようになります。
- 基本カードとコモンとレアのみで構成(1320ダスト)。
- スペルの数が多い。
- ドローが豊富。ガジェッツァンの競売人で大量ドローが狙える。
- コンボデッキの割にではプレイ難易度が易しい。
デッキを覚える
対戦で使う前にはデッキを暗記してください。彼女ないし彼氏の誕生日を忘れないのと一緒です。レノ系のデッキみたいに30枚バラバラじゃないので、目をつぶって30枚カードを言えるようにしておきましょう。もちろん、どのカードが複数入っているかちゃんと把握しましょう。また、対戦中にデッキの残りを把握することも重要です。いついかなる時でも彼女ないし彼氏のことを忘れないように。
いきなり難しいことを言ったかもしれませんが安心してください。そんなの無理だっていう人のためのやり方があります。
- 翡翠の偶像のみを数える
- 相手が武器を握ってきたら数えるのを止める
翡翠の偶像が1枚でも残っていれば、デッキに埋めて無限に増やすことができます。なので、翡翠の偶像の枚数さえちゃんと把握していればあなたのデッキには無限のミニオンがいます。武器を握ってくる相手のほとんどは翡翠の偶像を埋めるよりも出したほうが強いので、数えなくてもいいです。
なお、誤って翡翠の偶像を数え間違えて全て使い切ってしまっても諦めなくていいです。相手はまさかそんなミスするなんて思ってないし、相手も数え間違えてたり、そのまま翡翠のゴーレム押し切れることもあります。こちらの動揺を相手に悟られないように堂々としていましょう。
まとめ
自分のデッキを理解しましょう。翡翠の偶像は数えましょう。
次回
翡翠ミラクルドルイドで学ぶコンボデッキ入門 第2回 勝利条件 - ハースストーン丸呑み
前回
翡翠ミラクルドルイドで学ぶコンボデッキ入門 第0回 説明 - ハースストーン丸呑み