丸呑み

毎月更新を目標に

R6SXのBAN制度

R6SXになってからBAN制度が変更されたので調べた

 

動機

BANしたオペレーター(以降オペと略す)は自分も相手も使えないという仕様から、

自分が防衛時には、自分が攻撃オペを、相手が防衛オペをBANし、

自分が攻撃時には、自分が防衛オペを、相手が攻撃オペをBANする

という仕様に変更された。

前は、あるオペを相手が自分たちより上手に使えるかどうかといった"相対的"な評価が重要だったのに対して、

今は、あるオペを相手が上手く使えるか、あるオペが強いかという"絶対的"な評価が重要。

前までは相対的な評価が重要だったので、属人性(チーム単位)が強かったが、現在ではそこまではない(あるオペを相手が上手に使えるかという属人性は依然としてある。また、相手が自分の得意な〇〇をBANしてくるから、自分は△△をBANするといったように自分のBAN戦略に自分の特徴が反映されることもありうるが、今回はそこまで深く考えていない)。

なので、BANについてのデータから知見が得やすい環境になったということで調べてみようと思った。

一番の理由は、環境変わったし気になったから。

調べ方

R6SXになってからの、プロリーグ(apacN、NA、SA、EM)と国際大会(EWC)でのBANオペ、マップ、ラウンド取得を集計した。

例:apacNの初日の第一試合はborder(国境)で行われ、

  • 前半の前半はazami,clash,blackbeard,blitzがBANされ3-0(防衛取得ラウンド-攻撃取得ラウンド)、
  • 前半の後半はvalkyrie,montagneが追加でBANされ1-2
  • 後半の前半はclash,mira,montagne,glazがBANされ1-2
  • 後半の後半はazami,deimosが追加でBANされ0-1

少し分かりづらいが、前半後半で攻守交代が行われ7-3で試合は終了した。

こういうのを、307試合分集計した。

試合の様子はRainbow Six Esports - YouTubeなどで観れる。

結果

全体結果

マップや地域といった情報を無視した全体の結果から見ていく

1列目:BANされた防衛オペ

2列目:その時の攻撃側のラウンド取得率(長いので以降、勝率と呼ぶことにする)(%)

3列目:1試合の半分でそのオペがBANされる確率(%)

4列目:BANされた攻撃オペ

5列目:その時の防衛側の勝率(%)

6列目:1試合の半分でそのオペがBANされる確率(%)

一番下にあるのが全体の勝率(ラウンド取得率)(%)

なお、オペの勝率を出すときには、(取得ラウンド数+30*全体の勝率)/(ラウンド数+30)という式を用いている。これは、母数が異なったり、少ないデータを比較するためにそうしている。

この結果はマップの情報を無視しているので、攻撃側が弱いマップでよくBANされる攻撃オペの勝率は低くなったりするし、特定のマップで有効なBANが別のマップで有効とは限らないことに注意。大まかな傾向を掴んだり、BAN戦略を決めるきっかけの一つに留めた方がいい。

また、BANされる頻度が低いオペの勝率の精度は良くないことにも注意。この全体結果では、BANされる率10%で勝率3%、20%で勝率2%、40%で勝率1.5%ぐらいは平気でずれる(誤差は100/2/√(ラウンド数)で見積もっている)。BANされる率が高い上位の8~10人のオペのみ注視すればいい。

属人性についても無視しているので、弱いチームが好きなBAN戦略は弱いという結果になることにも注意。

ランクでよく見られるfenrirBANはプロリーグでは弱そうに見える。clashBANについてもわずかに足を引っ張っている。

yingBANが頻度がそこそこある割に弱くて、deimos,dokkaebi,thermiteの頻度はやや少ないが勝率は高い。

マップごとの防衛オペBAN

1行目:マップ情報

2行目:各マップの試合数*2

3行目:各マップの勝率(%)

素の勝率から各マップの勝率を引いたものを表示している

また、今回の勝率は全体の勝率ではなく、各マップの勝率の情報を入れて計算している

(1試合の半分でそのオペがBANされる)確率の列が赤色であるとBANの頻度が高い

 

clashBANは、

kafeでは平均よりも良くて、

bank,nighthaven labs,chalet,border,consulateでは平均程度で、clubhouse,lair,skyscraperでは平均より悪い

といったことが読み取れる

マップごとの攻撃オペBAN

簡易表

マップごとの大きな表は見づらいので、忙しい時にさっと確認するための簡易の表も作った

終わり

地域や大会による差も集計はしたが、標本が小さくなるので省いた