丸呑み

毎月更新を目標に

安全地帯は建物から離れやすいのか

建物に安全地帯がよりやすいのかどうか調べた

最終更新:06/26

地図の縮尺が間違っていた。8km→7.843kmになってしまっている。いつか差し替える

f:id:ao111111111111n:20190504231912p:plain

 

PUBGのAPI"建物"の直接的な情報が見当たらなかったので、代わりに、"アイテムが拾われた場所"を建物と定義する。ただし、アイテム交換会を弾くために一定数以上拾った場所とする。今回用いる建物は以下で黄、赤、茶色で示す、20m四方の地点である。Erangel、Miramarともに約2000地点ずつ用意した。1つの建物が複数の地点になったりするが、特に気にしない

f:id:ao111111111111n:20190614111803p:plain

f:id:ao111111111111n:20190614111319p:plain

もちろんであるが、このアイテムが拾われた数には死体箱や補給物資のものは含まれていない

収縮前に安全地帯に入っていた建物が、収縮後にどれだけ入っているかを調べて、その割合に注目する。

結果

下図は収縮前に入っていた建物が収縮後でも入っていた割合の平均を各phaseごとにまとめたもの。ルールは全世界のプロリーグの共通ルール「SUPER」で、Erangel約450件Miramar約350件調べたが、収縮前の円内に入っていた建物数が0の場合の割合は除外した

f:id:ao111111111111n:20190614120846p:plain

shrinkは安全地帯の収縮での半径の変化の比を表し、shrinkの2乗は円の面積の変化の比を表す。安全地帯の面積の比と建物が入る割合を比較すると、phase1以外ではおおよそ同じになっているが、終盤の方が建物が入りづらいことが分かる。phase1に関しては、phase0に相当する地図上に見えない大きさの円では海をたくさん含むせいなので、無視してよい。比較した2つの値をshrinkの2乗で規格化(割る)すると、Phase8の収縮では建物が入る確率は、適当な場所が入る確率の15%ほど低いと言える

結論

建物と安全地帯はほとんど関係ないが、終盤では建物からわずかに離れて行く傾向がある

余談 空き巣被害物件ランキングTOP10

せっかくなので、最もアイテムが拾われた場所を紹介しておく

f:id:ao111111111111n:20190614114709p:plain

ウマウマハウスとか最強ハウスと呼ばれたりもする、2階建てで中央に階段がある家が空き巣に人気。一番アイテムが拾われていたのはポチンキ南東のウマウマハウス。どの航路でも降りられる中央という立地が仇になった様だ。20m四方という区切り方を変えると結果が変わるかもしれないのであしからず

f:id:ao111111111111n:20190614113947p:plain

空き巣被害が最も多かったのはSanMartin東の豪邸。プール付きのリッチな家だからだろうか。Pecadoや中央付近のコンクリートの双子の建物も被害多数でした。世界中のプロリーグで、中央が人気なんですね

謝辞

matchIDや安全地帯に関して、以下のものを参考にしました。ありがとうございました